juwi自然電力、約29MWの大型メガソーラー 宮城県黒川郡「大郷ソーラーパーク」着工のお知らせ ~三井住友銀行をアレンジャーとするプロジェクトファイナンスを組成~

2018.10.23[プレスリリース]

juwi(ユーイ)自然電力株式会社(本社:東京都文京区本郷、以下「juwi自然電力」)と、トリナ・ソーラーの100%子会社であるトリナ・ソーラー・ジャパン・エナジー株式会社(本社:東京都港区浜松町、以下「トリナ・ソーラー・ジャパン・エナジー」)は、アジア・太平洋地域で石炭鉱業、発電事業、再生可能エネルギー事業等を手掛けるバンプー・パブリック・カンパニー・リミテッドの100%子会社である、バンプー・パワー・パブリック・カンパニー・リミテッド(Banpu Power Public Company Limited)(本社:タイ国バンコク都、以下、「バンプー・パワー」)をスポンサーとする特別目的会社より、宮城県黒川郡における出力約28.8メガワット(DC)のメガソーラー「大郷ソーラーパーク」のEPC(設計・調達・建設)を共同で受注しました。2019年夏の運転開始に向けて、現在、工事を進めています。

本発電所は、宮城県黒川郡に位置する敷地約336,000㎡を利用し建設します。年間発電量は約30,947メガワット時(3,095万キロワット時)を見込んでおり、これは、一般家庭約1万400世帯の年間使用電力量に相当します。なお、発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し、東北電力株式会社へ売電される予定です。

本プロジェクトは、juwi自然電力とトリナ・ソーラー・ジャパン・エナジーとの2回目の事業です。トリナ・ソーラー・ジャパン・エナジーがプロジェクトの開発および建設マネジメント、juwi自然電力が建設を行い、設計・調達を2社共同にて実施いたします。

また、本プロジェクトの資金調達については、建設期間も含め国内メガバンクである三井住友銀行をアレンジャーとした協調融資団がノンリコース型でプロジェクトファイナンスを実行します。

juwi自然電力は、自然エネルギー発電所の開発・資金調達等を行う自然電力株式会社および、ドイツに本社を置く世界的な自然エネルギーの開発・EPC企業であるjuwi株式会社が、2013年に合弁会社として設立しました。自然電力が開発を手掛ける案件のほか、EPC単体での工事案件も受託しており、数十メガワット規模の大規模太陽光発電所5か所を含む、全国55カ所、合計出力約170メガワットの完工実績を有しております。juwi自然電力では、今年、さらに合計出力200メガワットとなる複数の工事案件を進めており、自然エネルギー発電所のEPCリーディングカンパニーとしての地位を固めつつあります。また、今後東北地方においても多くの工事案件の受注を見込んでいることから、東北地方でのネットワークの構築やパートナーシップの強化、人材採用等を目的とし、2018年3月には仙台オフィスを開設いたしました。

今後も、国内外問わず、世界で培った知識や経験を生かし、発電所設置地域の状況やニーズに合わせたEPCソリューションを提供することで、自然エネルギーの普及と持続可能な社会の構築に貢献することを目指します。

【事業概要】

発電所名大郷ソーラーパーク
発電所所在地宮城県黒川郡大郷町大松沢
スポンサーバンプー・パワー・パブリック・カンパニー・リミテッド
プロジェクト開発トリナ・ソーラー・ジャパン・エナジー株式会社
設計・調達juwi自然電力株式会社
トリナ・ソーラー・ジャパン・エナジー株式会社
建設マネジメントトリナ・ソーラー・ジャパン・エナジー株式会社
建設juwi自然電力株式会社
O&Mjuwi自然電力株式会社
juwi自然電力オペレーション株式会社
トリナ・ソーラー・ジャパン・エナジー株式会社
融資アレンジャー三井住友銀行(プロジェクトファイナンス)
発電所面積約336,000㎡
発電出力約28.8MW(DC)、18.9MW(AC)
想定年間発電量約3,095万kWh/年
(一般家庭約1万400世帯分の年間電力消費量に相当)
着工日2018年5月
運転開始予定2019年夏

【安全祈願祭の様子】(2018年6月14日)

【juwi(ユーイ)自然電力株式会社について】

自然電力株式会社と、世界有数の風力・太陽光の開発・EPC(設計・調達・建設)企業であるドイツのjuwi株式会社が、2013年1月に設立した国際ジョイント・ベンチャー。これまで国内において累計55カ所(2018年2月末時点)・約170メガワットの太陽光発電所のEPCプロジェクトを完工。

【juwi(ユーイ)自然電力オペレーション株式会社について】

自然電力株式会社と、世界有数の風力・太陽光の開発・EPC(設計・調達・建設)企業であるドイツの juwi株式会社が2013年5月に設立した国際ジョイント・ベンチャー。現在、国内各地の太陽光・風力発電所において合計約230メガワット(2018年9月末時点)のO&M(運営・保守)を受注している。

【自然電力株式会社について】

2011 年 6 月設立。「エネルギーから世界を変える」を掲げ、日本全国でグループとして約 1 ギガワット(2019 年 2月末時点)の自然エネルギー発電事業に携わっている。太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の設置・運営に必要な、開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント・電力小売事業等、すべてのサービスを手掛けている。2018年よりブラジル・インドネシアにて太陽光発電所を着工し、アジア・南米域を起点に世界各国でプロジェクトを進めている。

  • 本社:福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6 福岡大濠ビル3F/6F
  • 代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
  • 代表電話番号:092-753-9834
  • URL:http://www.shizenenergy.net/
  • 事業内容:太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)、事業開発・資金調達、アセットマネジメント、個人・法人向け電力小売事業等

【バンプー・パワー・パブリック・カンパニー・リミテッドについて】

バンプー・パワー・パブリック・カンパニー・リミテッドは、タイ、ラオス、中国、日本などのアジア地域で、伝統的な電力事業と再生可能エネルギーの電力事業の両方を運営しているタイの上場企業であり、現在、合計27件の発電所運営・プロジェクトを行っている。当社は、持続可能な電力において地域のリーディングカンパニーを目指して、安全で環境にやさしい先進技術(高効率、低排出ガス(HELE)、再生可能エネルギー)を活用し、従来の発電とのバランスの取れた成長戦略を推進している。

【トリナ・ソーラー株式会社について】

1997年設立。トリナ・ソーラーはNYSEに上場している、最も歴史ある中国の太陽光企業の1つであり、世界的な太陽光エネルギーのリーディングトータルソリューションプロバイダーである。当社は、強力なR&D能力を備えており、スマートモジュール、スマートシステム、エネルギー貯蔵、スマートO&Mなど、あらゆるソーラーソリューションを開発し、販売している。川下事業では、プロジェクト開発、資金調達、設計、建設、O&M、顧客向けのワンストップシステム統合ソリューションを提供し、これまでに約2GWのソーラープロジェクトを世界中の送電網に接続してきた実績を有する。