ブラジルにて太陽光発電所が運転開始 ブラジル銀行へ電力供給を行う
自然電力株式会社とブラジル現地のパートナーであるエム・エス・コンストリア・エ・サポーチ(MS Consultoria e Suporte)が共同で設立した現地合弁会社シゼン・エネルジア・ドゥ・ブラジル(Shizen Energia do Brasil Ltda, 以下「Shizen Brazil」)と、ブラジルで不動産開発を行うエスパソ・イプシロン(Espaço Y)は、ブラジル連邦共和国パラー州にて2020年3月より建設を進めていた太陽光発電所の完工式を、2020年10月16日に執り行いました。2020年11月中の商業運転開始を予定しています。
本発電所は、ブラジル連邦共和国パラー州サオ ドミンゴス ド アラグアイアに位置し、出力約1.4メガワット(DC)のメガソーラーを運営するものです。本発電所で発電した電力は、遠隔ネットメータリングシステム(*1)を通じて、ブラジルおよびラテンアメリカ全体において最大のアセットを有するブラジル銀行へと供給されます。この発電所は、パラー州のブラジル銀行35支店の電力消費を相殺するもので、ブラジル北部地域ではブラジル銀行初の太陽光発電所となります。
関係者へのインタビューなど、詳しくは本プロジェクトに関する動画をご覧ください。
URL: https://youtu.be/eI_jof_yjcY
Shizen Brazilは「青い地球を未来につなぐ」をPurpose(存在意義)に掲げ、これまでの日本国内での自然エネルギー発電所に関するノウハウを活かし、今後もブラジル国内でのニーズに応じた再生可能エネルギー発電所の普及と持続可能な社会の構築に努めて参ります。
*1:「ネットメータリング(net-metering)」は分散型発電設備の所有者に対する電力料金の算定手法のことです。消費者は、送配電網から購入した電力の消費量から、自身が所有する太陽光発電シ ステムの発電量を差し引くことができます。一方、発電量が消費量を上回った場合は、余剰分を次 の月に繰り越すことができます。アメリカでは全 50 州のうち 43 州とワシントン DC で導入され ており、ブラジルでも 2015 年 11 月にネットメータリングに関する法律が改正され、政府が自然 エネルギーの導入を促しています。
【事業概要】
発電所所在地 | ブラジル連邦共和国パラー州 |
事業主 | Espaço Y および Shizen Brazil |
発電出力 | 1.428 MWp(DC) |
着工日 | 2020年4月20日 |
系統接続日 | 2020年11月中を予定 |
【本太陽光発電所写真】
【Espaço Y について】
25 年前に設立した EspaçoY は、不動産開発、建設、コールセンターなどを含む複数の事業を展開 している。住宅、不動産、および電気通信業界で地域を代表する企業である。2018 年に Shizen Brazil とのパートナーシップを発表したのち、再生可能エネルギー分野に参入した。EspaçoY は、 社会的責任と持続可能な開発へのこだわりを持って、理想の住居地域を開発することを目指してい る。
- 本社:SHCN 202 Bloco A – salas 201/202/204, Brasília-DF, Brazil
- 代表取締役:Daltro Noronha, Flávio Barros
- Tel:+55 61-3035-0600
- URL:https://espacoy.com.br/
- 事業内容:住宅・不動産事業、コールセンター事業
【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、日本全国でグループとして約 1 ギガワット(2019 年 12月末時点)の自然エネルギー発電事業に携わっている。太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の設置・運営に必要な、開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント・電力小売事業等、すべてのサービスを手掛けている。2018年よりブラジル・インドネシアにて太陽光発電所を着工し、アジア・南米域を起点に世界各国でプロジェクトを進めている。
- 本社:福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6 福岡大濠ビル3F/6F
- 代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
- 代表電話番号:092-753-9834
- URL:http://www.shizenenergy.net/
- 事業内容:太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)、事業開発・資金調達、アセットマネジメント、個人・法人向け電力小売事業等