ブラジルにおける17ヶ所33.4MWpの太陽光発電所の建設を合意

2022.04.13[プレスリリース]

海外における再生可能エネルギー発電所の開発およびアセットマネジメント業務を手掛けるShizen International Inc.(自然・インターナショナル株式会社、以下「自然・インターナショナル」)の現地合弁会社シゼン・エネルジア・ドゥ・ブラジル(Shizen Energia do Brasil Ltda, 以下「Shizen Brazil」)とブラジルで不動産開発を行うエスパソ・イプシロン(Espaço Y)の子会社である、ファソル・リニューアブルエナジー(FazSol)は、この度、Órigo Energiaとの間で、2022年中に17ヶ所33.4MWpの発電所をブラジル内に建設することに合意致しました。

これらの太陽光発電所は3つの地域(Distrito Federal、Minas Gerais 、Ceará)に建設され、発電された電力は遠隔ネットメータリングシステム*を通じて管理され、Órigo Energiaの顧客に供給されます。Órigo Energiaは現在、約35,000件の顧客に電力を供給しています。本契約は2021年12月31日に締結され、2022年11月までに建設を終える予定です。

尚、この17カ所の太陽光発電所の追加により、自然電力グループとEspaçoYは、ブラジルで合計25カ所の再エネプロジェクトで協働することになります。

Órigo EnergiaのCBOであるロドルフォ・モリナーリは「自然電力のような会社とのパートナーシップ構築は、当社にとって非常に重要です。この合意は”ブラジルでのクリーンエネルギーの民主化”というOrigo Energiaのミッションを実現するものです」と述べています。

Shizen Brazilのカントリーマネージャーであるブルーノ・スザートは「私たちはブラジルの再生可能エネルギーマーケットにおいて重要な役割を担うことを目指しており、このプロジェクトは当社のブラジルにおけるコミットメントの象徴的な存在です。この17個のプロジェクトの実現により、自然電力グループとEspacoYは計25ヶ所でのプロジェクトを協働したことになります。私たちは、再生可能エネルギーができるだけ多くの人々に行き渡るように引き続き再エネ事業へ投資していきます。そして、100%再生可能エネルギーによる世界を作ることは可能であるばかりでなく、すでに手の届くところにあると確信しています」と述べています。

Shizen Brazilは「青い地球を未来につなぐ」をPurpose(存在意義)に掲げ、これまでの日本国内での自然エネルギー発電所に関するノウハウを活かし、今後もブラジル国内でのニーズに応じた再生可能エネルギー発電所の普及と持続可能な社会の構築に努めて参ります。

 

【事業概要】

発電所所在地

Distrito Federal

  • Brasillia:4ヶ所

Minas Gerais

  • Vazante:2ヶ所

Ceará

  • Mombaça:4ヶ所
  • Independência:4ヶ所
  • Pedra Branca:3ヶ所

33.4MWp(17ヶ所合計)

*ネットメータリング:「ネットメータリング(net-metering)」は分散型発電設備の所有者に対する電力料金の算定手法のことです。消費者は、送配電網から購入した電力の消費量から、自身が所有する太陽光発電システムの発電量を差し引くことができます。一方、発電量が消費量を上回った場合は、余剰分を次 の月に繰り越すことができます。ブラジルでは2015 年 11 月にネットメータリングに関する法律が改正され、政府が自然 エネルギーの導入を促しています。

 

Órigo Energiaについて】

2010年設立。ブラジル全土でプロジェクトを展開し、ブラジルで最も有力な分散型発電の会社の一つ。主に太陽光発電やバイオガス発電設備の開発を手がける。三井物産株式会社、TPG、MOVインベストメントが主な株主。

  • 本社:Av. Queiroz Filho, 1700 – Salas 408 e 702 Villa Lobos Office Park, São Paulo, Brazil
  • 代表取締役:Surya Mendonça
  • URL:https://origoenergia.com.br/en

 

【自然・インターナショナル株式会社について】

2020 年 9 月設立。自然電力株式会社100%出資の子会社。自然電力株式会社の海外事業を統括し、主に東南アジア・ブラジルを中心に、海外における再生可能エネルギー発電所の開発およびアセットマネジメント業務を手掛ける。

 

【Espaço Y について】

25 年前に設立した EspaçoY は、不動産開発、建設、コールセンターなどを含む複数の事業を展開 している。住宅、不動産、および電気通信業界で地域を代表する企業である。2018 年に Shizen Brazil とのパートナーシップを発表したのち、再生可能エネルギー分野に参入した。EspaçoY は、 社会的責任と持続可能な開発へのこだわりを持って、理想の住居地域を開発することを目指している。

  • 本社:SHCN 202 Bloco A – salas 201/202/204, Brasília-DF, Brazil
  • 代表取締役:Daltro Noronha, Flávio Barros
  • Tel:+55 61-3035-0600
  • URL:https://espacoy.com.br/
  • 事業内容:住宅・不動産事業、コールセンター事業

 

【自然電力株式会社について】

2011 年 6 月設立。「エネルギーから世界を変える」を掲げ、日本全国でグループとして約 1 ギガワット(2019 年 12月末時点)の自然エネルギー発電事業に携わっている。太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の設置・運営に必要な、開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント・電力小売事業等、すべてのサービスを手掛けている。2018年よりブラジル・インドネシアにて太陽光発電所を着工し、アジア・南米域を起点に世界各国でプロジェクトを進めている。

  • 本社:福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6 福岡大濠ビル3F/6F
  • 代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
  • 代表電話番号:092-753-9834
  • URL:http://www.shizenenergy.net/
  • 事業内容:太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)、事業開発・資金調達、アセットマネジメント、個人・法人向け電力小売事業等

 

<本件に関するお問い合わせ先>

 自然電力株式会社 広報

e-mail:se-comm@shizenenergy.net