東南アジアで最大級の浮体式太陽光発電所のマレーシアにおける推進に合意
自然電力株式会社(以下「自然電力」)は、Nusa Baiduriコンソーシアムとともにマレーシアにおける150MWの浮体式太陽光発電所の建設のため、現地合弁会社であるShizen Malaysia Sdn. Bhd.(以下「自然マレーシア」)を通じフィージビリティスタディを行うことに合意し、4月25日に開催される「AGGPM官民フォーラム」にてMOUの調印を行います。
このプロジェクトは日本政府が推進するアジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)と連携したものであり、浮体式太陽光発電所としては東南アジアで最も大きい規模に分類されます。
このコンソーシアムは自然・マレーシア(投資・開発を担当)、Nusa Baiduri Sdn. Bhd. (オーナー・ファシリテーターを担当)から成ります。
この発電所はマラッカにあるドリアントゥンガルダム(Durian Tunggal Dam)に建設され、発電された電力はSyarikat Air Melaka Bhd.に供給されます。
2022年3月15日から最大1年間フィージビリティスタディを行い、良好な結果が得られた場合はその後、2段階に分けて合計150MWの発電所の建設を行います。
SAMBのCEOであるAbdu Rashid Abdul Rahmanは「今回のフィージビリティスタディで良好な結果が得られれば、マレーシアに東南アジア最大規模の浮体式太陽光発電所ができることになります。これは政府のグリーンテクノロジーと2030年までのゼロカーボン目標に貢献するものです」と述べています。
自然マレーシアのCEOであるAlvin Kohは「自然マレーシアは、お客様のネットゼロ達成のために色々な再生可能エネルギーの開発を行い、事業を拡大していきます。なかでも浮体式太陽光発電所はとても魅力的な機会であり、マレーシアの水事業部門に貢献できるものです。今後も注力していきたいです」と述べています。
自然マレーシアは「青い地球を未来につなぐ」をPurpose(存在意義)に掲げ、これまでの日本国内での自然エネルギー発電所に関するノウハウを活かし、今後もマレーシア国内でのニーズに応じた再生可能エネルギー発電所の普及と持続可能な社会の構築に努めて参ります。
【「AGGPM官民フォーラム」での調印式】*2022年4月25日追加
【Syarikat Air Melaka Berhadについて】
Malacca Water BoardとMalacca Water Corporationとして知られ、マラッカ州全体への水道供給を行う政府関連会社。
- 本社:LOT 897, WISMA AIR, JALAN HANG TUAH, 75300 MELAKA
- 代表取締役:Abdu Rashid Abdul Rahman
- URL:https://samb.com.my/en/
【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「エネルギーから世界を変える」を掲げ、日本全国でグループとして約 1 ギガワット(2019 年 12月末時点)の自然エネルギー発電事業に携わっている。太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の設置・運営に必要な、開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント・電力小売事業等、すべてのサービスを手掛けている。2018年よりブラジル・インドネシアにて太陽光発電所を着工し、アジア・南米域を起点に世界各国でプロジェクトを進めている。
- 本社:福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6 福岡大濠ビル3F/6F
- 代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
- 代表電話番号:092-753-9834
- URL:http://www.shizenenergy.net/
- 事業内容:太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)、事業開発・資金調達、アセットマネジメント、個人・法人向け電力小売事業等
【Shizen Malaysia Sdn. Bhd.について】
2019年8月設立。自然・インターナショナル株式会社と自然電力株式会社による合弁会社。マレーシアとタイにおける産業用太陽光の開発を手掛ける。自然電力の東南アジアにおける事業をサポートし、自然・マレーシアがこれまで関わった野立て・浮体式の太陽光プロジェクトは200MWpを超える。
- 本社:A-29-06, Tower A, Pinnacle Petaling Jaya, Jalan Utara C, 46200 Petaling Jaya, Selangor.
- 代表取締役:古賀大幹, Oliver Senter, Dimishtra Sittampalam
- URL:https://www.shizeninternational.com/
【アジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)、アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合について】
日本として、アジアの持続的な経済成長とカーボンニュートラルの同時達成を支援すべく、具体的な支援策をパッケージ化して、ASEAN諸国に提示していくもの。
尚、経済産業省は、2022年4月25日(月)に「AGGPM官民フォーラム」をオンライン形式で開催する。このフォーラムは、2021年10月4日に開催した、第1回アジアグリーン成長パートナーシップ閣僚会合(AGGPM)において確認された、アジアにおける多様かつ現実的なエネルギートランジションの加速化に向けた産官学の連携、イノベーションの促進、国際協力の重要性などを発信すべく開催するもの。
自然電力は、4月25日に行われる調印式への参加に招待されています。
<本件に関するお問い合わせ先>
自然電力株式会社 広報
e-mail:se-comm@shizenenergy.net