東京ガスのEV導入支援サービスにおける遠隔電力計測に「Shizen Connect」を採用
自然電力株式会社(以下、「自然電力」)は、自然電力が開発・提供するエネルギー管理システム「Shizen Connect」(※1)が、東京ガス株式会社(以下、「東京ガス」)が提供するEV導入支援サービス「Charge Planner(チャージプランナー)」における遠隔電力計測に採用されたことをお知らせいたします。
「Shizen Connect」導入の背景と取り組み
Charge Plannerは、複数台車両を所有する法人・自治体に対してEV切替導入やEV充電設備導入に関するさまざまなお困りごとをワンストップで解決する、東京ガスのサービスです。
Charge Plannerでは、EV充電による契約電力の上昇、それに伴うお客様の電気料金高騰を抑制するために、充電マネジメントサービスを実施しています。サービスの提供にあたり、電力量を遠隔計測する必要がありますが、需要家の設備にあわせて様々な電力量の計測手法への対応が必要になるという課題がありました。
今回、多様な計測手法に対応したShizen Connectを採用することで、多様な電力計測データをスムーズにCharge Plannerサービスのサーバーに集約することが可能になりました(図1)。
今後のShizen Connectビジネスの展開
自然電力のShizen Connectは、自然電力が開発・提供するエネルギー管理システムで、遠隔電力計測や、蓄電池やEV充電器などのエネルギー設備の制御によるマイクログリッド構築、VPP(仮想発電所)構築といった多様な機能を備えています。
自然電力は、これまでも電力価格高騰や脱炭素化の機運を背景に、法人や自治体に対してShizen Connectを活用した電力使用状況の可視化を提供してきましたが、この度の採用のように自社サービスの「一部のパーツ」としてShizen Connectをご利用いただく引き合いが増加しています。
今後もShizen Connectのベンダーフリーでマルチパーパスという特長をいかし、エネルギー企業とのコラボレーションを通じ、脱炭素化社会の実現に貢献してまいります。
図1:本サービスの概要図
※1「Shizen Connect」(シゼンコネクト)は、再エネ発電や蓄電池・EV・EQなどのエネルギーリソースを集合的に制御するアグリゲーション・エネルギー管理システムです。住宅の太陽光発電と蓄電池、V2H機器などの制御から、複数の建物を自営線などで繋いだマイクログリッドの制御、数千台規模のエネルギーリソースによるVPP制御などが実現できます。これまで分断されがちな個別の制御とVPP制御などをワンストップで提供できるので、エネルギーリソースをマルチパーパスで利用することで経済性を向上させられ、またベンダーフリーのためメーカー依存なくエネルギーリソースは自由に選定できます。
Webサイト:https://se-digital.net/connect
■東京ガス「Charge Planner」について
https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20230510-01.html
■自然電力株式会社
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、太陽光・風力・小水力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所の開発・資金調達・アセットマネジメントを手掛け、これまでグループとして国内外で 1 ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わってきました。2016年より海外事業にも注力しており、東南アジア・ブラジルを中心に開発・発電事業を展開。また、2019年からはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のEMS(エネルギー管理システム)により、マイクログリットやVPPの構築やEVのスマート充放電サービス等を提供しています。
- 本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F
- 代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
- URL:http://www.shizenenergy.net