自然電力、アラムポート、NiX、インドネシア企業より3MWpの屋根置き太陽光発電所導入を受注
自然電力株式会社(福岡県福岡市、以下「自然電力」)、アラムポート株式会社(東京都千代田区、以下「アラムポート」)、NiX JAPAN株式会社(富山県富山市、以下「NiX」)は、この度、PT Alkindo Naratama Tbkの子会社であり西ジャワにて段ボール等再生紙由来の紙加工品を製造するPT Eco Paper Indonesia(以下「Eco Paper」)向けの3MWの屋根置き太陽光発電所導入を受注しました。また、8月8日に、着工前のセレモニーを開催しましたのでお知らせいたします。
自然電力、アラムポートとNiXは、太陽光発電設備の販売事業とその建設事業を行っているATWグループと共同でPT ATW Alam Hijau(以下「Alam Energy」)を立ち上げ、その運営を通じてインドネシアにおける、製造業等の産業需要家および商業施設向けの太陽光発電レンタルサービスを展開しています。
本事業では、Alam Energyが、インドネシア西ジャワ州スバンにあるEco Paperの製紙工場の屋根に、総面積約14,000㎡の産業用・工業用屋根置き太陽光発電所を設置するもので、本発電所で発電された電力はEco Paperの同工場にて使用されます。
PT Alkindo Naratama Tbk のDirectorであるWilly Soesanto氏は「PT Alkindo Naratama TbkはサステイナビリティとESGへの取り組みに注力しており、Eco Paperへの太陽光設備の導入はこれらの取り組みの一環となります。私たちは既に環境に配慮した製品を製造しており、BCAやHSBCなどの金融機関からグリーンファイナンスで資金を調達しています。更に今回、太陽光発電設備からのクリーンなエネルギーを使用することで、環境に配慮した製造プロセスの構築に取り組んで参ります。」と述べています。
Eco Paperは、太陽光発電設備の設置費用等の初期投資を負担せずに、価格競争力のあるクリーンな再生可能エネルギーを利用できます。また、インドネシアの主要な発電方法が石炭火力を中心とした火力発電であることから、消費電力の一部を再生可能エネルギー由来に切り替えることで、Eco Paperは25年間の契約期間の中で太陽光発電設備の利用を通して合計50,000トンを超える温室効果ガスの削減を見込んでおり、インドネシア政府の掲げる2060年までのカーボンニュートラル達成にも寄与すると考えています。
自然電力は「青い地球を未来につなぐ」ため、地域と共生する再エネ電源の開発にEMS・蓄電池等のデジタル技術を組み合わせることで、脱炭素化やエネルギーレジリエンス強化など様々なニーズに柔軟に対応し、一日も早い自然エネルギー100%の世界の実現を、パートナーの皆さまと共に目指します。
■事業概要
太陽光発電設備 定格出力 | 3.033MWp |
導入施設及び所在地 | PT Eco Paper Indonesia インドネシア西ジャワ州スバン |
■セレモニーの写真
【Alam Energyについて】
2020年7月設立。Alam Energy (会社名 : PT ATW Alam Hijau) は自然電力株式会社、NiX株式会社を基幹企業とするNiXグループ、太陽光発電設備の販売事業とその建設事業を行っているATWグループとアラムポート株式会社の合弁会社。インドネシアにて屋上太陽光レンタル事業を展開している。
- 本社:Wework Sinarmas MSIG Tower 37th Floor, Jl. Jend. Sudirman Kav. 21, Setiabudi, Jakarta Selatan 12930
- 代表取締役:西森聡一郎
- Webサイト:https://alamenergy.co.id/
【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、太陽光・風力・小水力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所の開発・資金調達・アセットマネジメントを手掛け、これまでグループとして国内外で 1 ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わってきました。2016年より海外事業にも注力しており、東南アジア・ブラジルを中心に開発・発電事業を展開。また、2019年からはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のEMS(エネルギー管理システム)により、マイクログリットやVPPの構築やEVのスマート充放電サービス等を提供しています。
- 本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F
- 代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
- Webサイト:https://www.shizenenergy.net/
【NiX JAPAN 株式会社】
1979年4月設立。NiX グループは、インフラ技術サービス企業であるNiX JAPAN株式会社(旧社名:株式会社新日本コンサルタント)を中心に国内15社、海外7社とグローバルに展開し、社会インフラの強化をはじめとしたDXサービス事業、海外事業、エネルギー事業(IPP)を行っている。特にインドネシアの発電事業においては、現地エンジニアリング法人を中心に、2か所の自社水力発電所を建設・開発中であり、今後も東南アジアでの事業拡大を計画している。
- 本社:富山県富山市奥田新町1番23号
- 代表取締役:市森 友明
- Webサイト:https://www.shinnihon-cst.co.jp/
【アラムポート株式会社について】
2015年3月設立。アラムポートは、インドネシアを中心に東南アジアにおいて現地ニーズに寄り添った再生可能エネルギー事業推進のため、事業開発・投資、コンサル・アドバイザリー事業を行っている。太陽光、水力、バイオマス等、現地資源に合わせた幅広い自然エネルギー発電事業に携わっている。自然電力は、アラムポートに20%出資している。
- 本社:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階 GOODOFFICE有楽町
- 代表取締役:小谷文人
- WEBサイト:https://alamport.net/