Alam Energy、インドネシアPT SMIから410億ルピアを資金調達

2023.11.29[プレスリリース]
Alam Energy、インドネシアPT SMIから410億ルピアを資金調達

 自然電力株式会社、アラムポート株式会社、NiX JAPAN株式会社、そしてインドネシアで太陽光発電設備の販売事業とその建設事業を行っているATWグループと共同で立ち上げたPT ATW Alam Hijau(以下、「Alam Energy」)は、インドネシア財務省傘下のインドネシア金融機関であるPT Sarana Multi Infrastruktur (Persero)(以下「PT SMI」)より、インドネシア国内の産業用需要家向け太陽光発電設備の開発・建設・運営のため、410億ルピアの融資を受けました。本融資は、PT SMIによる産業向け太陽光発電所ポートフォリオに対するプロジェクト・ベース・ファイナンスの最初の事例のひとつです。2023年11月13日、ジャカルタのサヒッドスディルマンセンターにあるPT SMIの事務所にて、本融資の調印式が行われました。調印は、PT SMIの融資・投資担当ディレクターであるSylvi J. GaniとAlam Energyの代表取締役である西森聡一郎によって行われました。

 Alam Energy 代表取締役の西森聡一郎は、「Alam Energyは、工場団地を中心として再生可能エネルギーを必要とするお客様が、安価に屋上太陽光を活用できるソリューションを提供しています。SMIからの融資調達で、より多くの製造業などのお客様が自社で消費する電力の一部を再生可能エネルギーに転換し、事業活動から排出される温室効果ガスの削減を達成することができます。これはインドネシア政府の2060年カーボンニュートラル達成という目標にも貢献することになります。」と述べています。

 Alam Energyへの融資は、インドネシアのエネルギー転換を加速させるというPT SMIのコミットメントを示すものです。PT SMIのSylvi J. Ganiは、「私たちは、再生可能エネルギー分野、今回は屋根置太陽光発電パネルの開発を支援すると固く決意しました。インドネシアにおける他の屋上太陽光発電インフラへの融資の可能性をさらに追求できることを願っています。」と述べています。

 この協力により、PT SMIとAlam Energyは持続可能な開発目標(SDGs)と気候変動の緩和を通じて持続可能性を促進することができます。このパートナーシップは、インドネシアが従来のエネルギー源から再生可能で持続可能な代替エネルギー源への移行を促進することを目的としています。社会、環境、技術、金融など、さまざまな分野でエネルギー転換を共同で推進するためには、あらゆるステークホルダー間の協力が必要です。

■資金調達の概要

借入人

PT ATW Alam Hijau

借入先

PT Sarana Multi Infrastruktur

借入金額

IDR 41,000,000,000 ※日本円で約3億9200万円

資金使途

レンタルサービス用屋根置き太陽光発電設備の

建設及び運営等費用

【Alam Energyについて】
2020年7月設立。Alam Energy (会社名 : PT ATW Alam Hijau) は自然電力株式会社、NiX JAPAN 株式会社を基幹企業とするNiXグループ、太陽光発電設備の販売事業とその建設事業を行っているATWグループとアラムポート株式会社の合弁会社。インドネシアにて屋上太陽光レンタル事業を展開している。
 ・本社:Wework Sinarmas MSIG Tower 37th Floor, Jl. Jend. Sudirman Kav. 21, Setiabudi, Jakarta Selatan 12930
 ・代表取締役:西森聡一郎
 ・Webサイト: https://alamenergy.co.id

【PT SMIについて】
インドネシアのインフラ開発促進を目的に、2009年2月に設立されたインドネシア政府全額出資の金融公社。投融資業務、アドバイザリー業務、プロジェクト開発支援業務を3つの柱とする。官民連携(PPP)スキームによるインフラ開発においても積極的な役割を果たしている。
 ・URLhttps://ptsmi.co.id/

【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、太陽光・風力・小水力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所の開発・資金調達・アセットマネジメントを手掛け、これまでグループとして国内外で 1 ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わってきました。2016年より海外事業にも注力しており、東南アジア・ブラジルを中心に開発・発電事業を展開。また、2019年からはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のEMS(エネルギー管理システム)により、マイクログリットやVPPの構築やEVのスマート充放電サービス等を提供しています。
 ・本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F  
 ・代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
 ・URL:http://www.shizenenergy.net

【NiX JAPAN 株式会社について】
1979年4月設立。NiX グループは、インフラ技術サービス企業であるNiX JAPAN株式会社(旧社名:株式会社新日本コンサルタント)を中心に国内15社、海外7社とグローバルに展開し、社会インフラの強化をはじめとしたDXサービス事業、海外事業、エネルギー事業(IPP)を行っている。特にインド ネシアの発電事業においては、現地エンジニアリング法人を中心に、自社水力発電所を 1 カ所運営、1 カ所開発中であり、今後も事業拡大を計画している。
 ・本社:富山県富山市奥田新町1番23号
 ・代表取締役:市森 友明
 ・Webサイト:https://nix-japan.co.jp/

【アラムポート株式会社について】
2015年3月設立。アラムポートは、インドネシアを中心に東南アジアにおいて現地ニーズに寄り添った再生可能エネルギー事業推進のため、事業開発・投資、コンサル・アドバイザリー事業を行っている。太陽光、水力、バイオマス等、現地資源に合わせた幅広い自然エネルギー発電事業に携わっている。自然電力は、アラムポートに20%出資している。
 ・本社:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階 GOODOFFICE有楽町
 ・代表取締役:小谷文人
 ・WEBサイト:https://alamport.net/