Stonepeakと自然電力、アジア地域で陸上風力発電事業の合弁会社を設立
インフラ投資と実物資産に特化した投資会社であるStonepeakと、再生可能エネルギー関連事業を行っている自然電力株式会社(以下、自然電力)は、陸上風力発電事業に取り組む合弁会社TerraWind Renewables(以下、TerraWind)を設立いたしました。Stonepeakは、TerraWindの80%の株式を取得し、自然電力は残りの20%の株式を保有します。TerraWindは日本およびアジア太平洋地域における陸上風力発電プロジェクトの開発に注力してまいります。
自然電力は2011年に設立され、福岡市に本社を置き、再生可能エネルギー発電所の開発、資金調達、アセットマネジメントを主に行っています。自然電力の風力発電を専門とする事業部門は、陸上風力発電所の開発、建設で実績のある経験豊富な経営陣のもと、約10年にわたり事業を推進してきました。TerraWindは現在、日本国内において開発の最終段階にある30MWの陸上風力発電事業と、アジア太平洋地域において計300MW超の事業開発を進めています。
Stonepeakのシニア・マネージング・ディレクターであるRyan Chuaは、「アジアでは、再生可能でクリーンなエネルギーへのニーズが高まっており、エネルギー転換への取り組みが加速しています。本プラットフォームは、自然電力の陸上風力発電事業のポートフォリオを戦略的に拡大することで、増大する再生可能エネルギーへの需要に対応するものです。安定した既存事業、既に締結済みの長期契約、充実したパイプラインを背景に、私たちはこの新たなプラットフォームの潜在性と、当社の地球規模での再生可能エネルギー戦略の一環としての役割に強く期待しています。私たちは、当社の投資先企業であるSynera Renewable Energyを通じ強い関係を築いている自然電力と協力し、この機会を生かし、アジア太平洋地域において再生可能エネルギーの公平な普及を促進できることを楽しみにしています。」とコメントしています。
自然電力の執行役員(投資・戦略担当)であるオリバー・センターは、「当社は、2021年からStonepeakと提携している台湾の大手洋上風力発電開発会社 Synera Renewable Energy との既存の関係に加え、同社との陸上風力発電に関する新たな提携を発表できることを嬉しく思います。当社は創業以来、太陽光発電事業を中核事業としており、今後も強く推進していきますが、当社の顧客は、蓄エネルギー、エネルギー管理システム、電気自動車、風力発電など、脱炭素化の目標を達成するための様々なソリューションを必要としています。新たな陸上風力発電プロジェクトの開発に注力することで、Stonepeakとの共同プラットフォームが、アジア地域においてコーポレートPPA(Power Purchase Agreement: 電力供給契約)を期待する顧客にとって魅力的な、多くのプロジェクトを実現すると確信しています。」と述べています。
【Stonepeakについて】
Stonepeakはインフラ投資と実物資産に特化した大手投資会社で、約611億ドルの資産を運用しています。当社は、グローバルなディフェンシブな実物資産ビジネスへの投資を通じて、ダウンサイド・プロテクションとリスク調整した高いリターンに重点を置きながら、投資家と投資先企業に価値を創造することを目指しています。当社は、プライベートエクイティ及びクレジットへの投資体の出資者として、通信、エネルギー、エネルギー転換、運輸・物流、社会インフラ、不動産などの対象分野における投資を成長させるため、出資、運営支援、提携を積極的に行っています。ニューヨークに本社を置き、香港、ヒューストン、ロンドン、シンガポール、シドニーにオフィスを構えています。詳細はwww.stonepeak.com。
【自然電力について】
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、太陽光・風力・小水力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所の開発・資金調達・アセットマネジメントを手掛け、これまでグループとして国内外で 1 ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わってきました。2016年より海外事業にも注力しており、東南アジア・ブラジルを中心に開発・発電事業を展開。また、2019年からはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のEMS(エネルギー管理システム)により、マイクログリットやVPPの構築やEVのスマート充放電サービス等を提供しています。
・本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F
・代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
・URL:http://www.shizenenergy.net