2022年に締結したコーポレートPPAに基づき苫小牧東部地域に建設した太陽光発電設備の供用開始

2023.10.11[プレスリリース]

(写真:供用式での関係者による記念撮影)

株式会社ダイナックス(以下「ダイナックス」)と自然電力株式会社(以下「自然電力」)は、2022年に締結した自営線による直接供給型のオフサイトPPAモデルを活用したコーポレートPPA(電力供給契約)に基づく、ダイナックス苫小牧工場向けの3.85MWp(DC)の太陽光発電設備(以下「本設備」)の供用式を、2023年10月11日に開催しましたのでお知らせいたします。

供用式には、岩倉博文苫小牧市長、本設備を設置した土地の所有者である株式会社苫東(以下「苫東」)の辻泰弘代表取締役社長を始め、ダイナックス並びに自然電力等の関係者が出席しました。

本設備は、日本最大の産業地域である北海道苫小牧東部地域の、苫東地域臨空柏原地区における土地62,621㎡を苫東より賃借し、2022年11月に建設を開始しました。設備の特徴として、オフサイトに電源を設置しながらも、同地域の輸送空間に自営線を敷設することで、発電設備から需要点となる「ダイナックス 苫小牧工場」(北海道苫小牧市)までの直接供給を実現しております。本設備は2023年9月、無事に完工を迎え、10月1日より運転を開始しております。

本事業において、自然電力はPPAモデルを活用し、太陽光発電設備の導入の他、需給管理、設備の運営保守等のサービスを提供します。本設備で発電された電気は「ダイナックス苫小牧工場」にて100%自家消費され、省CO2、省エネルギーに寄与し、これにより、ダイナックスは事業運営に係るエネルギー調達における化石燃料から再生可能エネルギーへの移行を進め、ダイナックスが目指す脱炭素社会および循環型社会実現への貢献を推進します。

なお、本事業は、北海道において自家消費/自営線型コーポレートPPAでは最大級の規模となります。(*1)

【発電設備概要】

太陽光発電設備 定格出力

3.85MWp(DC)、2.75MW(AC)

発電設備所在地 / 面積

北海道苫小牧東部地域臨空柏原地区 / 62,621㎡

電力供給先

ダイナックス 苫小牧工場 (北海道苫小牧市)

CO₂年間削減量(見込み)

約2,400 トン

工事着工日

2022年11月7日

運転開始日

2023年10月1日

【発電設備写真】

※1 契約時点での公開情報に基づく当社調べ

【株式会社ダイナックスについて】
ダイナックスは、自動車・建産機等の駆動系部品メーカー。千歳に本社を構え、苫小牧、アメリカ、中国、メキシコ、ハンガリーにも生産拠点をもつ、北海道発のグローバルカンパニー。自動車のオートマチックトランスミッションに使われるクラッチディスクでは、世界トップクラスのシェアがあり、国内外の主要な自動車メーカーの車に採用されている。近年では、電気自動車用の製品として、インホイールモーターや、インバーダーの開発にも力を入れる。また、2021年度からは、新領域創造部を立ち上げ、摩擦材を使用した派生商品の開発や、異業種への参入にも挑戦している。
 ・本社:北海道千歳市上長都1053番地1
 ・代表取締役社長:伊藤和弘
 ・URL: https://www.dynax-j.com/

【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、太陽光・風力・小水力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所の開発・資金調達・アセットマネジメントを手掛け、これまでグループとして国内外で 1 ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わってきました。2016年より海外事業にも注力しており、東南アジア・ブラジルを中心に開発・発電事業を展開。また、2019年からはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のEMS(エネルギー管理システム)により、マイクログリットやVPPの構築やEVのスマート充放電サービス等を提供しています。
 ・本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F
 ・代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
 ・URL:http://www.shizenenergy.net