自然電力、「電力の地産地消」を実現する新潟、山形両県の4ヶ所の太陽光発電所の開発資金としてプロジェクトファイナンスにより10億円を調達

2025.01.31[プレスリリース]

 自然電力株式会社(以下、自然電力)は、新潟、山形両県内にある4ヶ所、計6.7MW(DC)の太陽光発電所の開発資金に関するプロジェクトファイナンス契約(以下、本契約)を、株式会社第四北越銀行(以下、第四北越銀行)と締結しました。

 4ヶ所の太陽光発電所で発電された再生可能エネルギー由来の電力は、株式会社ブルボン(以下、ブルボン)、自然電力、サミットエナジー株式会社(以下、サミットエナジー)の3社間で2024年に締結されたオフサイト型コーポレートPPA(*1、*2)に基づき、新潟県内のブルボンの工場5ヶ所へ供給されます。

 なお、4ヶ所の太陽光発電所のうち3ヶ所は既に運転を開始し、ブルボンの工場に電力を供給しております。残る新潟県内の1ヶ所の太陽光発電所につきましても、2025年中の運転開始を予定しています。

 今回の太陽光発電事業およびオフサイト型コーポレートPPA事業は、地域金融機関である第四北越銀行によるプロジェクトファイナンスを通じて実現されました。本事業では、新潟県内の太陽光発電所で発電された再生可能エネルギー由来の電力を新潟県の企業が利用することで、「地域の資源を地域で活用する」という「電力の地産地消」を実現しました。また、地域経済の活性化や持続可能な社会基盤の構築に貢献するものです。

 自然電力グループは、当社グループのパーパス「青い地球を未来につなぐ」のもと、国内外の地域パートナーと連携し、再生可能エネルギーの普及や分散型社会インフラの構築を通じて、地域に根ざした持続可能なエネルギー社会の実現を目指して事業を推進してまいります。

■発電所概要

発電所名

発電所概要

1

柏崎松波太陽光発電所

定格出力:DC 3,301.0kWp / AC 1,999.0kW

運転開始:運転開始済み(2024年04月)

2

巻渕太陽光発電所

定格出力:DC 921.2kWp / AC 700.0kW

運転開始:2025年10月

3

深沢町太陽光発電所

定格出力:DC 1,918.8kWp / AC 1,500.0kW

運転開始:運転開始済み(2024年10月)

4

山形新庄太陽光発電所

定格出力:DC 571.8kW / AC 400.0kW

運転開始:運転開始済み(2024年10月)

■写真:柏崎松波太陽光発電所

*1 PPA (Power Purchase Agreement:電力購入契約)とは、一般的には発電事業者(PPA事業者ともいう)が発電設備の導入・所有・管理を自己の負担で行い、その設備で発電された電力を需要家へ長期的に提供・販売する契約スキームのこと。オンサイトPPAは需要家の設備の屋根や隣接地などの発電設備からの電力の直接の提供・販売であり、オフサイトPPAは、遠隔地の発電設備から電力系統を通じての需要家の設備への電力の提供・販売を意味する。
*2 オフサイト型コーポレートPPAに基づきブルボン工場へ再生可能エネルギー電力の供給を開始(2024年4月1日公開)
https://www.shizenenergy.net/2024/04/01/offsite_ppa_bourbon/

【自然電力株式会社について】
2011年6月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、太陽光・風力・小水力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所の開発・資金調達・アセットマネジメントを手掛けています。2016年より海外事業にも注力しており、東南アジア・ブラジルを中心に開発・発電事業を展開しています。また、2019年からはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のEMS(エネルギー管理システム)により、マイクログリットやVPPの構築やEVのスマート充放電サービス等を提供しています。これまでグループとして国内外で 1 ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わっています。
 ・本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F
 ・代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
 ・URL:http://www.shizenenergy.net