概要
一般社団法人自然基金は自然電力株式会社の「1% for Community®」の取り組みから生まれた、地域発の社会変革を後押しするプラットフォームです。
自然電力グループが保有する発電所の収益を活用して、その発電所が立地する地域の発展に寄与する取り組みと同時に、資金を集約し、広範囲で地域の課題に取り組む事業者等を支援していく取り組みとして、2016年に設立しました。今、その活動の和を広げつつあります。
自然基金の取り組み
資金提供と自然電力グループが培った全国の事業者や行政とのネットワークを通じて社会的事業を行う組織の成長をサポートし、社会的インパクトを拡大することを目的とした基金です。
従来の投資におけるエグジットの定義がIPOや売却を通じたファイナンシャルなリターンであることとは一線を画し、「システミックチェンジ」(地域発の取り組みが社会制度や政策に影響・拡大していくような変革)を生み出す事業者を見いだし、その実現の後押しをします。
なぜわたしたちが取り組むのか
日本にはエネルギー問題をはじめ、様々な問題があります。わたしたちは自然エネルギー発電所を日本各地に設置するため、各地に実際に足を運び、地域特有の課題を目の当たりにしてきました。同時に、これらの課題を解決しようとチャレンジしている団体や企業にも出会いました。
自然電力グループの「青い地球を未来につなぐ。」という創業時のビジョンを自然基金も受け継いでいます。自然電力グループは実際の「電気」というエネルギーから、自然基金は「人や新たなチャレンジ」というエネルギーから、持続可能な世界を目指した取り組みを進めていきます。
自然電力グループのもつ、日本の各地域における知見やコミュニティを活かすことで、独自の視点から社会課題解決のためのチャレンジをサポートできると信じています。
自然基金のこれまでの助成または出資先
- 慶應義塾大学EBA水俣国際研修プログラム
環境分野における未来のリーダー育成を目的に、慶應義塾大学が主催するASEANの学生を対象とした、熊本県水俣市にて実施するフィールドワーク型国際研修。 - 株式会社コラボプラネット 学習塾ブランチ(https://www.blearnch.com)
九州エリアを中心に大手学習塾の無い過疎地域等で、「教育を通した地域の活性化」を目指し、遊休施設を活用し地域に密着した学習塾を展開するベンチャー。 - 一般社団法人こども宅食応援団(https://www.facebook.com/takushoku.ouendan/)
2017年に東京都文京区ではじまった、生活の厳しい子育て家庭に定期的に食品を届ける取り組み