【ご挨拶】自然電力は創立10周年を迎えました
自然電力をご支援いただいている皆様へ
自然電力では、2021年6月2日、創立10周年を迎え、250名を超えるクルーと、多くの方からの激励のメッセージとともに、次の10年への船出をいたしました。この時を迎えることができましたのは、お客様をはじめ、パートナー企業の皆様、アドバイザーの皆様、並びに自然電力の成長を支えてきたクルーたちといった数多くの方々の存在とご支援の賜物であると、当日、改めて深い感謝を感じる機会となりました。心より厚く御礼申し上げます。
弊社が創業した2011年は、東日本大震災があった年であり、また創業のきっかけとなった福島第一原子力発電所の事故の起きた年でもあります。あの衝撃的な映像は、今も、鮮明に思い出されます。創業10年目を迎え、あの日の気持ちをまた思い出しながら、改めて、“Be the Change – 自らが変化を起こす主体となる”という想いを、創業メンバー一同、心新たにしています。 未来の世代に、青い地球をつなぐ。そのためのアクションを積み重ねることが、自然電力という会社の存在理由です。
昨今、弊社の事業環境は過渡期の最中にあります。私たちが創業した当初は、自然エネルギーによる発電で日々の暮らしを、様々な産業を動かしていこうという考えは、まだ市民権すら得ていない状況でした。しかし、昨年の10月に日本が2050年カーボンニュートラル宣言を出したように、今や世界全体が脱炭素に真剣に取り組み、自然エネルギーを活用した発電による電源の確保に動いています。今では世界の多くの自治体や企業が、そして私たち一人ひとりまでもが、自然エネルギーによって暮らしが支えられる世界を支持し、実現へ向けたうねりを生み出し、変化を後押ししています。
私たちが思い描いた、自然エネルギー100%の世界は、まだ何年後に実現されるのか定かではありません。しかし確実に、その世界へ一歩ずつ進んでいると感じています。その中で、先んじて事業を進めてきた私たちは、社会が求める役割にしっかりと応え、これまでの成果に甘んじることなく、世界の変化の推進役として力を尽くしていきたいと考えています。
しかしながら、弊社一社の力では、脱炭素に取り組む要因である気候変動という大きな挑戦に立ち向かうことはできません。これからも、皆様のお力添えが必要であると考えています。未来へ、想いを共有しながら、共に新しい価値を生み出し続けるパートナーであり続けたいと考えています。今日からの新たな10年も、共に青い地球を未来につなぐ行動を起こしていただければ幸いです。
末尾となりますが、深く御礼を申し上げますとともに、引き続きご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
自然電力株式会社
代表取締役(共同代表)
磯野謙、川戸健司、長谷川雅也