Diversity, Equity and Inclusion

Diversity, Equity and Inclusion

私たち自然電力グループは「青い地球を未来につなぐ / We take actions for the blue planet.」をパーパス(存在意義)に掲げています。このパーパスの実現に対し、自然エネルギーへの転換が最大のインパクトを持つと信じています。
地球上の環境負荷が増し気候変動が加速する中、エネルギーの転換を1日でも早く実現するには、共通の想いを持った世界中の仲間たちとの共創はもちろんのこと、多様なバックグラウンドや個性を持つクルーの一人一人がその能力を最大限に発揮し、世界中で行動することが不可欠と考えます。


DEI領域の課題に取り組むことがパーパス実現につながると信じ、私たちらしい「Diversity, Equity and Inclusion」を推し進めます。

Commitment

自然電力グループでは、会社の価値観(バリュー)を共通言語とした多様性を非常に重視しています。
私たちは、今までの歩みのなかで、多様であること、多様性を持った人々を受け入れられる組織であることがどれだけ組織を強くするか、身をもって実感してきました。
また、DEIは私たちが目指す組織の姿を定義した組織ビジョンのテーマの一つである、"Enjoyable and Exciting Workplace" を実現するうえでも欠かせない視点であると考えています。
自然電力グループは、私たちのパーパスを追求するための取り組みがより大きなムーブメントとなるよう、多様な方々を引き付ける集団として、今後も進化していきます。


自然電力株式会社
取締役 磯野 久美子

Data自然電力グループの現在地

自然電力グループでは、パーパスやバリュー(価値観)とのつながりが特に強い「性別」「出自」「働き方」の3つのカテゴリにフォーカスして、課題の抽出や改善の取り組みを始めています。データに基づき私たちの現在地をご紹介します。

当社グループの男女比率は男性66%:女性34%(※1)、当社グループのマネジメント職の男女比率は、男性73%:女性27%(※2)となっています。
グループ会社・事業部に分解すると、コーポレート部門では比較的女性比率が高い一方、工事部門など男性比率が非常に高い部門もあります。
グループ全体を多様性の高い組織とするために、制度設計や採用など多角的に変革を推進しています。

※1: 従来エネルギー産業全体の女性比率は約22%
※2: 従来エネルギー産業における女性マネジメント比率は約17%、再生エネルギー産業の女性マネジメント比率は約32%

Gender&Generation

当社は創業以来「国内/海外」という枠にとらわれず、志を同じくする方々を世界中からクルー(従業員)として受け入れ、各地で活躍いただいています。
重要な意思決定は、多様な価値観を用いて行うよう努めています。自然電力株式会社における直近の役員・マネジメント職の外国人比率は14%(50名中7名)です(※1)。

意思決定層の多様性は一定程度あるものの、今後海外での事業展開を加速させる上で、多様なバックグラウンドを持つ組織づくりが重要と考えています。

※1: 日本国内で最も先進的な取り組みをしている東証上場企業の外国人役員比率は約10%

Ethnicity

パーパスの実現には、個人が変化に柔軟に対応できるよう主体的にフレキシブルな働き方を実現し、個人のパフォーマンスや成果を最大化することが不可欠と考えています。自律・良識をクルーに委ねる選択を取り、フルフレックスタイム制とフレックスプレイス制(※1)を採用しています。
当社独自の「自然電力休暇制度」は年間7日間の特別休暇制度です。当社のバリューの一つである「自然を楽しむ」に加え、心身や技術のアップデートや家族との絆づくりを目的とした休暇に使えます。クルーへのアンケートでは57%のクルーが「月2,3日以上自然に触れている」と回答しており、会社としても自然との接点づくりを休暇制度や予算補助などで後押ししています。

※1: 工事部門など一部クルーには現場事務所での勤務を義務付け

Workstyle

Practice取り組み

自然電力グループでは、クルー個人のパフォーマンスや成果を最大化することがパーパス実現にとって重要だと考え、制度設計や様々な取り組みを進めています。「性別」「出自」「働き方」の3つのカテゴリごとに、私たちの取り組みをご紹介します。

Gender & Generation

自然電力グループでは、求められる期待役割とその役割を果たすために求められる要素を全11等級に分けて明示し、若手やシニア層などの年齢や性別、在籍期間に関わらず、一人一人に対し能力や働き方に応じた等級を設定しています。評価制度や報酬制度の設計コンセプトについても、社内ポータルサイトで開示し、透明性を確保しています。
新卒あるいは中途入社後間もないタイミングからマネジメント職としてプロジェクトをリードし、成果を残しているクルーが数多くいます。

清水 明美 / Akemi Shimizu

自然電力株式会社
事業開発部

需要家様の再生可能エネルギー調達をユーザーセントリックな視点で、日本だけでなく東南アジアなど他国でもお手伝いができることにやりがいを感じています。新しい事業領域なので、チャレンジングなことにやりがいや楽しみを見出せる方と、一緒に挑戦していければ嬉しく思います。

岩﨑 光太朗 / Kotaro Iwasaki

JUWI自然電力株式会社
エンジニアリング部

入社以来仕事を楽しみ続け、責任あるポジションを任せられるまでに成長することができました。今グループリーダーとして心掛けていることは、みんながどれだけやりたいことをできるか、仕事を楽しめる環境を作ることができるか、です。また、東京・関西・福岡・海外を拠点とするメンバーでチーム構成されているので、時差や言語の壁がある中でお互いが仲間意識を持てる空間を作ることも心掛けています。日々のコミュニケーションは欠かさず、フィードバックや目標設定、モチベーションを管理できるよう意識しています。

Ethnicity

創業当初より「パーパスを実現するには世界中でともに行動する仲間づくりが重要だ」との考えのもと、日本人/外国人と分けることなくともに仕事ができる環境を整えています。社内コミュニケーションは日英2ヶ国語併用で行っており、社内の通訳・翻訳スペシャリストが言語面でサポートしています。また、国籍や宗教、言語の違いによる差別のない制度設計としており、リーダー層には海外出身者も増えています。

Virgil Planquois

自然電力株式会社
経営管理部

日本で働くことは高校時代からの夢でしたが、伝統的な日本の職場環境で働くのは不安でした。自然電力は、フレキシブルな職場と勤務時間、日本語能力を伸ばす機会がありながら、常に英語の選択肢があるという、魅力的な環境を提供してくれました。それによって、自分のアイデンティティや私生活を犠牲にすることなく、安心して自身を成長させることができると感じています。

Workstyle

自然電力グループでは、クルー一人一人が自律的かつ柔軟に働き方を設計し、生産性が最大化できている状態をあるべき姿と考えています。働く場所や時間についてフレックス制を導入し、成果を最大化させるために各自が工夫して働き方を調整しています。
例えば男性役員が育児休暇を取得したり、女性役員が子育てしながら経営会議に出席したりと、クルーだけでなく役員自らが率先して制度を活用し、あるべき姿を体現する文化があります。

武山 真紀 / Maki Takeyama

自然電力株式会社
事業企画部

脱炭素関連の新規事業開発で10人のチームメンバーをマネジメントしながら、副業では知育関連のマーケティングに携わっています。私には2人の子供がおり、チームメンバーにも子育て中の人が多くいます。仕事と育児の両立を目指して、やりがいと効率性を追求しながら、皆さんが気持ちよく働ける環境づくりに取り組んでいます。「より良い未来を残したい」という同じ志を持つ仲間と共に、日々努力できることが私の大きな生きがいです。

DEIを啓発するための仕掛け
  • DEIをテーマとしたオフサイト会議や社内イベント
コミュニケーションを促進するための仕掛け
  • 歓迎ランチ会/ビール会
  • Action Hub(「行動を起こすための協働の場」を意味するオフィス名称)
  • 44C(4-for-Collabolation、月4回以上の出社コラボレーション推奨)
  • Gift Session(フィードバック交換)
  • Language Support Centre(社内通訳・翻訳サポート)
  • 全社定例ミーティング(全クルーが集まりパーパスや戦略を共有する場:Cross Meeting, Townhall Meeting, Touch point Meeting, All Meeting)
クルーの多様な働き方を後押しするしくみ
  • コアタイムなしのフルフレックスタイム制度
  • フレックスプレイス制度
  • 外部シェアオフィス利用サポート
自然との接点を推し進めるしくみ
  • 自然の中でのオフサイト研修
  • 自然電力休暇制度(年間7日間全クルーに付与。「心」「技」「体」「絆」のいずれかの目的で取得できる)
  • うみぶやまぶ(バリュー「自然を楽しもう」を体現するためのクラブ活動)への活動費補助
  • SANU(自然の中にもう一つの家を持つセカンドホーム・サブスクリプションサービス)宿泊補助制度

DEIの取り組みにおいて私たちの目指す究極の姿は、「すべての個性や価値観を尊重しパーパス実現に向かって世界中で協働する組織」です。そのため、女性リーダー比率や多国籍リーダー比率などの数値指標は、私たちにとって目指す姿に近づくための短期目標に過ぎません。そして、現状は目指す姿に遠くおよばず、ありたい姿に向かう船は海に出たばかりです。

私たちが取り組む気候変動問題の解決や脱炭素社会の実現には、異なる専門性(深さ)や制限を設けない創造性(広さ)の協創が必要です。この多様性の協創という力がパーパス実現にベクトルを合わせて動いたとき、とてつもなく壮大に見える挑戦でさえも立ち止まることなく実現できるものと信じています。また、私たちには、日本中・世界中のローカルで活躍するパートナーがいます。世界中の多様なローカルを結ぶ役割を担う私たち自らが、多様性を体現することも重要なあり方のひとつと考えています。

短期的には、具体的な重点課題を掲げその目標達成を進めながら、今後もありたい姿の実現に向けて決して多様性が損なわれることがないよう着実に行動を続けていきます。

Award受賞歴

DEI Award 2023

「ジェンダー」「LGBTQ+」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5つの要素で評価。“マイノリティ“、”マジョリティ“という枠を超えて、“すべての人“が包摂される組織・社会づくり活動の基準となる指標で評価を受け、「アドバンス」クラス※の認定を受けました。

※定義: 日本国内企業の中でも、D&Iを先進的に進められ、ロールモデルとして日本のD&I推進を牽引している。多角的に幅広い取組みをすると同時に、社員一人ひとりがD&Iを尊重するような社内風土が醸成され、更なる変革に今まさに取り組んでいる。

青い地球を未来につなぐ仲間として
自然エネルギー100%の世界をともにつくるあなたの力を求めています

採用情報