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海外における環境証書
海外における
環境証書の特徴
様々な国で事業展開するグローバル企業のお客様の脱炭素ニーズにお応えするため、自然電力の環境証書仲介サービスでは、各国・エリアで利用できる環境証書を提供いたします。
また、お客様が自社で管理する再エネ発電所(※)をI-RECとして登録し、自社で活用することで、市場価格に大きく左右されずに長期的かつ安定的に調達が可能です。自然電力ではお客様が保有する日本国内外発電所のI-REC創出に加え、自社で利用されない場合、他社への販売もご支援いたします。
- ※ I-REC対象国に設置された発電所が対象です。
海外における
環境証書の種類
I-REC (International Renewable Energy Certificate)
I-RECは、欧州・北米を除く国・地域で利用可能な電力証書で、オランダに本拠を置く The International REC Standard Foundation(I-REC Standard)が標準化を担っています。世界60ヵ国以上で発行・利用される国際的な再エネ属性証書で、RE100、CDP、SBTの報告にも利用できます。
- ※ 日本国内において系統電力に対しI-RECを利用する場合、その電気とI-RECとをセットで取引(契約)する必要があります。
対象国 | 東南アジア(マレーシア、インドネシア、ベトナム等)、中南米、中東、アフリカなど60ヵ国以上(2024年9月時点) |
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発行者 | The International REC Standard Foundation (I-REC Standard) |
対象となる 発電設備 |
自家発電設備を含む |
電源特定 | できる |
RE100/SBT/CDP | 〇(発行国) |
使用期限 | なし |
GO (Guarantee of Origin)
GOは、EU加盟27カ国、アイスランド、スイス、セルビア、ノルウェーで利用可能な環境証書で、欧州連合(EU)、Association of Issuing Bodies(AIB)が標準化を担っています。
- ※ EUを離脱したイギリスは、独自の証書として「REGO (Renewable Energy Guarantees of Origin )」を発行しています。
対象国 | EU加盟27カ国、アイスランド、スイス、セルビア、ノルウェー |
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発行者 | Association of Issuing Bodies(AIB) |
対象となる 発電設備 |
国ごとに規定 |
電源特定 | できる |
RE100/SBT/CDP | 〇(欧州、一部の国を除く) |
使用期限 | 1年間 |
TIGR (Tradable Instruments for Global Renewables)
TIGRは、北米を除く国・地域で利用可能な環境証書で、アメリカ・カリフォルニア州に本拠を置くAn Xpansiv Company (APX) が標準化を担っています。
対象国 | 北米以外アジアを中心 |
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発行者 | APX 社(カリフォルニア州が本拠) |
対象となる 発電設備 |
太陽光の証書が中心 |
電源特定 | できる |
RE100/SBT/CDP | 〇(発行国) |
使用期限 | なし |
REC (Renewable Energy Certificate)
RECは、アメリカ、カナダで利用可能な環境証書で、州の公益事業委員会(Public Utilities Commission)かCenter for Resource Solutions(CRS)が標準化を担っています。
対象国 | 米国、カナダ、メキシコの一部 |
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発行者 | Center for Resource Solutions(CRS) |
対象となる 発電設備 |
運転開始から15年以内(オンサイトを含む、長期契約の場合は30年以内) |
電源特定 | できる |
RE100/SBT/CDP | 〇(米国、カナダ) |
使用期限 | 発電した年、および前年の7~12月と翌年の1~3月 |
- ※上記は、自然電力株式会社が取り扱う環境証書ラインナップです。(2023.02時点)
- ※「RE100」とは、グローバルな大企業等を中心に、自社事業の生産活動においてCO2を排出しないことを宣言した企業群を指します。
- ※「CDP」とは、英国のNGOで、投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営しています。
ご提供の仕組み
調達を検討されている国・エリア、購入量、利用用途等、以下の項目をヒアリングの上で、お客様個々の状況に合わせた調達プランをご提案します。
調達プラン決定後、弊社から各環境証書・クレジット発行機関からの仲介調達を実施します。詳しくはお問い合わせください。
ヒアリング項目(例)
- 対象地域(国)
- 地域ごとの必要量(kWh)
- ご希望の発電設備区分(指定なし、太陽光、風力、水力、地熱、バイオエネルギー等)
- 加盟している国際的イニシアティブ(RE100・SBT・CDP等)
- 証書認定年代(指定なし、直近1年、指定年等)
発行までの流れ
海外における環境証書は相対取引が基本のため、常に価格が変動いたします。必要とする環境証書の希望調達時期や希望購入量などをお客様よりヒアリング後、代理調達いたします。弊社からの情報提供を通して、スムーズな調達をサポートさせていただきます。
海外環境証書での
カーボン・オフセット
事例
企業名 | 株式会社大林組 |
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導入ソリューション | 海外環境証書(REC、I-REC、TIGR) |
導入時期 | 2024年1月 |
オフセット量 | 127,000kWh |
企業名 | 大東建託株式会社 |
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導入ソリューション | 海外環境証書(I-REC) |
導入時期 | 2024年2月、5月 |
オフセット量 | 4,520,000kWh |
よくあるご質問
- Q.日本以外の国にある工場のカーボンオフセットを検討しています。自社の本社が日本にある場合、日本でクレジットを購入すればいいですか?
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A.排出拠点(工場)がある国で適用できる証書・クレジットを購入する必要があります。なお、国により、適用が認められている証書・クレジットが異なりますので、お問い合わせください。
- Q.ウェブサイトにI-RECの対象国一覧がありますが、記載がない国は対象外でしょうか?
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A.基本的には対象外ですが、年々対象国は増えており、また、I-REC以外の環境証書が調達できる場合もありますので、一度お問い合わせください。
- Q.海外証書の調達の見積依頼をする場合、どのような情報をご提供したら良いでしょうか?
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A.下記情報をご入力いただいた上で、お問い合わせください。
・購入希望量(MWh)
・証書の年代(もしくはオフセット対象期間)
・発電設備(太陽光・水力等)・使用用途(RE100報告、自主オフセット等) - Q.CO2削減計画を立てるところから相談したいのですが、可能でしょうか?
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A.はい。いくつかのCO2削減計画のご支援の事例もございますので、一度お問い合わせください。