ソーラーシェアリングについて
- 遮光率
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遮光率とは、文字通り光を遮る率です。太陽光などの光に対し遮蔽物を設け、どれくらいの光が遮蔽物を通り抜けて先に届くかを表わします。遮光率はカーテンやサングラスの性能を表わすためにも使われますが、栽培している農作物の上部に太陽光パネルを設けるソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)においては、本来ならば農作物に届いていた太陽光を、太陽光パネルがどのくらい遮るかを表わす数値になります。
多くの農作物において、栽培には太陽光が欠かせません。しかし常に100%の直射日光を浴びせるのが必ずしも最適なわけでもありません。レタスや茶葉に代表されるように、適度に光を遮るほうがいい作物もあるのです。またこの際、遮るといい光の量は作物の種類によって変わります。例えば、ほうれん草に適している遮光率は40%、トマトやなすは33%とされています。このように。ソーラーシェアリングにおいては、太陽光パネルの下部で栽培する作物に対し、適した遮光率になるように、太陽光パネルの間隔を調整しなければいけません。