用語集

遊休農地とは、元々は農地であったものの現在は農地としては使われておらず、今後も農地として使う予定がない土地、あるいは土地の一部などがわずかに使われているものの、周辺の他の農地に比べると活用度が著しく低いものをいいます。かつてその土地で農業を営んでいた人が、高齢化により事業の継続が困難になってしまい、農業の後継者がいないまま土地が放置されてしまうのが原因です。土地の荒廃は雑草や雑木の繁殖、やぶに生息する蚊をはじめとする害虫の繁殖などの原因となる他、不法投棄の現場になりやすいなど周囲にネガティブな影響を与えてしまいます。さらに区画整理の妨げにもなります。そのため政府や自治体は遊休農地が発生しないよう対策を進めており、農業再開や農地の貸し付けなどの支援も行っています。しかしそれでもなお放置されてしまう場合には課税強化などの罰則もあります。
遊休農地の活用方法は、市民農園の開園や他の事業者への貸し出しの他、太陽光パネルを設置して売電で利益を得るなどの方法があります。